第一部となる研修会は、研修委員会が主幹。豊川青年部会長の挨拶と本日の講師の紹介で講演会がスタート。
今回の経営者研修の講演テーマは「変化をチャンスにするモチベーション術」。講師は金メダリストの高木菜那をはじめ数々のスポーツ選手を育て上げた、人財教育家でメンタルコーチの飯山晄朗氏。お忙しい中、大阪府からのオンライン講演であった。本講演会では、まず、脳の働きについて脳科学の観点から解説いただいた。モチベーションを保つために、潜在意識に何が記憶されているかが重要であり、トラウマを作らないために、プラスのイメージを伴うイメージを右脳に対して意識して放り込んでいく必要があるとのこと。
そして、モチベーションアップのための3つのポイントについて、事例を交えて語って頂いた。ひとつ目は「ワクワクイメージ」を持つこと。そのためにビジョンを提示することが大切。2つ目は「プラスの言動」を意識すること。言葉、態度、表情など自律的にコントロールできるものを調整することで潜在意識に働きかけることができる。そして3つ目は、「誰かのために」という意識。これが明確な人は強いモチベーションを維持することができるようになるとのこと。
飯山先生がコーチングしていた星稜高校の9回裏8対0から逆転したシーン、高木菜那選手が2つ目の金メダルを奪取した時のエピソードなど、多くの事例や質疑を交えて多くのお話を頂戴した。
講演終了後は、加藤副部会長より飯山先生へ「新型コロナの状況下だから、経営者に限らず、様々な状況に直面する中でメンタルがしっかりしないと難しい。先生のメンタルコーチとしての視点が、90名弱が参加する中で心に響いた。」というお礼の言葉。続いて第二部として、これも初の試みであるオンライン懇親会が、事前に各自へ届けられたお弁当を食べながら開催。
乾杯のご発声は奥村担当副会長より「会として初のオンライン研修会、今年度の最後に実施できたことを嬉しく思う。これを活かして今後も会としてチャレンジしていきたい。」とのお言葉を頂戴しました。その後、昨年度、緊急事態宣言により開催できなかった11名の卒業生のご挨拶を、ご参加いただいている卒業生の皆様から頂戴しました。
続いては豊川部会長より、「日本の高齢化と同様に青年部の高齢化が進んでいくことを鑑みて、若返りを図れればと考えておりましたが、やり切れずに終わってしまいました。自分自身も12年間を経て本年度卒業を迎えますが、歴代の部会長が楽しいと思える雰囲気を作ってくれたことを感謝しています。」
締めのあいさつは、山田相談役から。「豊川部会長ありがとうございました。ご本人としては何もできなかったとおっしゃっていましたが、世の流れとして仕方なく、永岡新部会長に引き継いでいただき、これからもよろしくお願いいたします。」1年を通して新型コロナウイルスで、事業が全く行えない状況でしたが、最後の最後で、オンラインを通じて100名近いメンバーが集まりました。
初のオンラインでの開催であり、会話できる場面はありませんでしたが、久しぶりに顔を合わせることで、部会員同士で和やかな場を過ごせたように思います。主幹である青年部会の鈴木研修委員長をはじめとする委員会メンバーの方々、そしてZoomのサポートをしてくださった事務局の皆様お疲れ様でした。
青年部会 総務委員会 大川龍也