2021.10

2021.10

アフターコロナを見据えながら、引き続き地域の皆さまとの連携を深めていきます。

横浜市交通局長
三村 庄一 氏

三村  庄一

Profile

【生年月日】 昭和41年(1966年)6月30日 55歳
【 略歴等】 1989年4月 横浜市入庁 2005年4月 交通局総務部経営計画課長。 2007年4月 交通局自動車部営業課長。 2009年4月 交通局自動車本部港北営業所長。 2012年4月 交通局自動車本部路線計画課長。 2014年4月 文化観光局創造都市推進部創造都市推進課長。 2016年4月 文化観光局横浜魅力づくり室企画課長。 2017年4月 交通局高速鉄道本部長。 2020年4月 交通局長(現任)・新採用職員で交通局に入局し、計22年間交通局に在籍。

まず横浜市交通局の業務からご紹介ください。

はい、横浜市交通局は、地方公営企業として市営バスと市営地下鉄を運営しておりまして、日々バス、地下鉄を走らせて皆さまの日常生活をお支えしています。
一般の行政部門は市民の皆さまからの税金によってサービスを提供していますが、私たちのバスと地下鉄の運営については民間企業と同様に、お客さまの運賃によって事業運営しているわけです。コロナ禍以前においてはバスと地下鉄を合わせて1日約100万人のお客さまにご利用いただいていました。

昨年からのコロナ禍においてお客さまの利用状況も変わりましたか。

そうですね、コロナの感染拡大は第五波まで続き、多くの企業に影響が及んでいますが、私たちも去年の2月以降、お客さまが減りはじめ、4月からの緊急事態宣言期間中に急速に落ち込んでゴールデンウィークの頃は、バスも地下鉄も通常の30%ほどのお客さましか乗っていないといった事態になりました。

緊急事態宣言解除後は、回復しましたが、コロナ禍以前に比べ、約20%減の水準以上にお客様が回復しませんでした。その後も、2度目の緊急事態宣言、まん延防止等重点措置などによる減少もありましたが、現在でもおおよそ20%減の状況が続いています。

横浜駅からみなとみらい、山下エリア、中華街などヘアクセスできる連節バス「ベイサイドブルー」も昨年7月の運行開始当初は1日1000人以上のご利用がありましたが、その後はコロナ禍の影響を大きく受けています。私たちだけではないと思いますが、業績的には非常に厳しい状況になりました。

アフターコロナについてはどのようなイメージをもっていますか。またそのための取り組みなどがありましたらご紹介ください。

ワクチン接種も進み、いずれ日常が戻ってくると思いますが、通勤・通学、そしてお出かけについてコロナ以前の状態がすぐに戻ってくるかは疑問です。
私たちの生業としては、定期券利用と定期外利用に分けてお客様の動向を見ていますが、今後、リモート授業や在宅勤務がある程度定着していくことが予想され、通勤や通学の定期券利用はすべてが以前通りには戻らないでしょう。
その分、定期外でいかにご利用いただくかを考えていかねばなりません。

民間の鉄道会社なら沿線の不動産活用などによって人の流れをつくることも可能ですが、私たちの場合はそういうビジネスモデルは成り立ちません。そのため私たちとしては、この時期に沿線地域や集客施設、商店街等とつながりをつくり、コロナが収束した後に協力して人流を呼び込む仕組みを考えることが大切だと考えています。
例えばシーバス様と提携して横浜観光を便利におトクに楽しめる企画乗車券「みなとぶらりシーバスチケット」販売など、地道な仕込みをしています。

近い将来、気持ち良くお出かけできるようになった日に、観光やレジャーで横浜にお越しになる際に市営バス、市営地下鉄をご利用いただける準備を整えたいと思っています。観光スポットが多く、来街者からの人気も高い中区・西区の皆様とも、アフターコロナを見据えて、今後も様々な連携をさせていただければと考えています。

ところで今年、横浜市交通局は100周年を迎えましたね。記念行事等はどのようなものが開催されたのですか。

私たちは1921年に路面電車の運行から事業をスタートし、バス、トロリーバス、地下鉄と市民の皆さまとともに走り、おかげさまで今年4月1日に100周年を迎えさせていただきました。

周年行事としては私の前々任者かその計画が始まり、職員も含めて多くの人が記念式典、感謝を伝える行事などの準備を進めてきました。しかし、昨年からのコロナ禍において令和2年度は、バス、地下鉄事業ともに赤字となり、大がかりな行事はほぼすべてをキャンセルせざるを得なくなりました。本当に皆、楽しみにしていましたし、準備に奔走していただいた先輩方、職員の皆さんには申し訳ありませんが、状況が状況ですから仕方ありません。

ただ私たちが100年間、お客さまの命を預かる大切な仕事を続けてきたことは次の世代に伝えなければなりませんし、またお客さまにも次の100年に向けて私たちが安心、安全に横浜の街とともに走り続ける思いはお伝えしなければなりません。
そこであまりコストをかけずにできる記念事業をいくつか展開しています。

100周年のロゴマークを見かけたことがありますが、あれもその一つですね。

はい、地下鉄のヘッドマークや駅・車内のポスターでご覧になった方が多いのではないでしょうか。記念乗車券や、お弁当やお菓子など地元企業様の人気商品とのタイアップも行いました。
また皆さまにご一緒に振り返っていただくため、ビジュアル誌「横浜市営交通100年」の出版や、横浜市電保存館での特別展示など親しみやすい発信を行いました。

また私たちが大切に取り組んでいることをお伝えするSNSの連載、「100の一歩」を始めました。安全への思い、プロとしての姿勢をはじめ、さまざまな現場職員の声や取組をご紹介しており、お客さまに発信する内容であると同時に、インナーブランディングにおいて非常に良い機会になったと私は思っています。
100周年特設WEBサイトにも掲載していますので、皆さまにもぜひ一度ご覧いただけたら幸いです。

横浜市交通局の今後のビジョンなどについて教えてください。

令和元年度に策定した2 0 1 9〜2022年度 市営交通 中期経営計画に基づいて、安全性の向上や利用者の皆さまへのサービス向上などに取り組んできましたが、コロナ禍において残念ながら安全性を維持するものを除き、短中期的な計画の多くを中止、延期せざるを得なくなりました。しかし長期的な視点で進めている事業もあります。

その一つは、グリーンラインの6両編成化事業です。グリーンラインは開業13年になりますが、沿線の人口増に伴い、車両の混雑が課題になっていました。新型コロナの影響で現時点ではお客さまが減少していますが、この沿線は開発余力が残るエリアであり、今後の沿線開発や街づくりを見据え、6両編成化に向けた工事を進めています。

今年度はホームの延伸やホーム柵の設置、車両基地の改良などを進め、来年夏頃には6両編成車両の導入を予定しています。確かに投資を伴う事業ではありますが、密を避けゆったり快適にご乗車いただける環境を整えることは、グリーンラインや沿線の魅カアップにもつながります。長い目で見るとそれは定期客を増やしていくことにもなると思い、取り組んでいます。
もう一つは、ブルーラインのあざみ野から新百合ケ丘への延伸です。一昨年に川崎市とともに事業化を発表し、国の答申においても2030年の開業を目指すべきとの方向性が示されています。現在、概略ルート、駅位置などが決まりましたが、この延伸事業により沿線の方々の移動時間短縮を実現し、横浜と川崎市北部、多摩地域を結ぶ新しい都市軸が形成されます。もちろん沿線地域の活性化も期待できます。今後は環境影響評価をはじめ、設計を具体化させていく作業を粛々と進めていきたいと考えています。

昨年からのコロナ禍により私たちはこの節目の折に、大変な時期を迎えていますが、これを乗り越えた将来を見通すことが必要です。これからも私たちは地域の皆さまの安心、安全な移動手段として走り続けることで、日常の暮らしを支え、
次の100年も愛され、信頼される交通機関をめざしていきたいと考えています。

横浜市営交通100周年特設WEBサイトhttps://kotsu100th.city.yokohama.lg.jp/

横浜市交通局にて(7月30日取材)

インタビュアー福井

2021.08

「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」で横浜の皆さまと新たな賑わいをつくる。
三村  庄一

(株)バンダイナムコエンターテインメント 代表取締役社長
一般社団法人ガンダム GLOBAL CHALLENGE 代表理事
宮河 恭夫 氏

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  • 株式会社トリニタス
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