2021.05

2021.05

「文体」の歴史を受け継ぎ、新たに「人」と「まち」と「文化」をつなぐ施設へ。

横浜武道館 館長
大山 圭子 氏

大山 圭子

Profile

横浜市生まれ。(在勤在住)東京女子体育大学体育学部卒業後、民間スポーツクラブに就職、スポーツインストラク
ター業務を経て、財団法人横浜市スポーツ振興事業団(現 公益財団法人横浜市スポーツ協会)に入社。
2020年横浜武道館館長に就任。趣味 スポーツクラブ通い・ピアノ

昨年7月24日に「横浜武道館」が開業しました。最初に横浜武道館建設の背景からご紹介ください。

横浜開港100周年記念行事の一つとして建設され、58年もの間「文体」という愛称で市民から親しまれた「横浜文化体育館」が、老朽化のため建て替えられることとなり、2020(令和2)年9月にその歴史に幕を閉じました。その再整備事業として、
旧施設跡地を活用した「メインアリーナ」とホテルなどの民間施設が2024(令和6)年に開業予定、また近接地である横浜総合高校移転後の跡地にサブアリーナ施設として「横浜武道館」が、先行して開館しました。

どのようなコンセプトをもって、どのように機能していくことを目指していますか。

コンセプトとしては「人とまちと文化をつなぐ」というもので、メインアリーナ施設及びサブアリーナ施設としての横浜武道館と相乗効果を発揮し、施設の魅力を高めるともに、周辺地域にも波及し、まちづくりの促進やにぎわいを創出するなどの地域の活性化を目指しています。
横浜武道館の規模としては、「横浜文化体育館」の1.3倍程度の大きさを誇るもので、地上4階建て、1階の「武道場」は武道振興の場として500席の収容人数があり大会などにも利用可能で、2階以上のアリーナは市民の皆さまが気軽にスポーツを楽しめるスペースになっており、3000席の収容人数があります。大規模なスポーツ大会やプロスポーツなどの興行利用にも対応したメインアリーナと併せて、横浜の新たなスポーツ振興の拠点としています。
さらに、2つの土地の一部に、総合病院とホテルなどの民間収益施設を誘導する計画となっているため、まちの利便性向にも一翼を担っていくことと思います。

初代館長に就任されましたが、施設づくりの段階から関わってきたのですか。
 

PFI事業者である(株)YOKOHAMA文体より(公財)横浜市スポーツ協会が運営を委託されています。私は2年前にスポーツ協会から、横浜武道館の開設準備担当へ異動になって、運営の立場から設計、建設に携わらせていただきました。会議などでの打合わせや調整事項で大変な面もありましたが、関係者の皆さんとは「市民に喜んでもらえる、素晴らしい施設をつくる」という目標は一つなので、意見をまとめながら完成した喜びはあります。

初代館長として任命されたときはどんな気持ちでしたか。

まったく予期していなかったことなので当初はとても驚きました。ただ私自身も長くスポーツを続けており、スポーツに携わる仕事をさせていただいてきたので、非常に光栄なことだと受けとめるようになりました。市内の文化施設、スポーツセンターの管理運営をしてきた経験も活かしながら、精一杯務めさせていただこうと思っています。

7月24日の開業ということは、予定されていた東京オリンピック・パラリンピックの開幕に合わせたということですか。開館の記念式典も開かれたそうですね。

そうですね、当初の予定ではそうでした。ただコロナ禍の状況になってしまい東京オリンピック・パラリンピック大会も延期になってしまいました。開館記念式典については直前まで調整し、ご来場の方を少なくし規模を縮小して、三密対策を施しながら2階のアリーナで開催しました。当日は和太鼓演奏にはじまり、林市長をはじめとするご来賓の方々や柔道でオリンピック3連覇を成し遂げた野村忠宏さんを招き、素晴らしい技の披露などをしていただきました。
開館式典終了後は、会場を1階の武道場に移し、横浜市武道連絡協議会加盟の武道10団体による演武が披露されました。コンパクトな規模ではありましたが、非常に印象に残る式典になったと思います。

横浜市営の武道を行える場所としての期待も高いものがありますね。

実は、横浜市は武道をたしなむ方が多いんですよね。柔道や空手のほか、弓道、相撲、なぎなた、合気道など市内には武道
10団体があります。横浜武道館の建設に至りましては、武道をはじめスポーツを愛好する市民の方々の、強い熱意が、多くの関係者の心を動かし完成いたしました。
また、武道の各団体にご協力いただいて武道教室なども開いて、新たに武道を始めたい方へご案内もしています。教室といえば、旧横浜文化体育館では長く教室事業を行っていて、そのプログラムの一部を引き継いでいます。横浜武道館は市民や地域の方が身近に、気軽にスポーツ・文化に親しんでいただける場所と機会をご提供していくことも目的としていますから、小さなお子さまからご高齢の方まで幅広く参加いただけるプログラムを用意しています。大きな大会や試合で全国からお客さまをお迎えすることももちろんですが、まずは地域に愛される施設を目指すことが大切だと思っていますので、教室事業には力を入れていきたいです。

コロナ禍でのスタートでいろいろご苦労も多いでしょうね。 

こうした状況でなければ、近隣のお祭りへの出展やケアプラザ、町内会、地元商店街との連携イベントなど、さまざまな企画も考えられたのですが、その点は残念ですね。プロレスの聖地であった文体を引き継いで、プロレス興行もこれまでに3回実施しましたが観客は半分の1500人に抑えての開催になりました。主催者の皆さまにはご辛抱とご苦労をおかけしていますが、ご理解いただき感謝しています。教室事業は感染症対策を施しながら定員の人数制限をし、昨年の11月からスタートしました。実際参加については私たちも正直なところ、あまり見込めないだろうと思っていたのですが、問い合わせや申し込みは非常に多い状況です。卓球やフラダンス、フィットネス、ヨーガ、書道、絵画など多彩な教室がありますが、皆さん「待ってました」とばかり参加いただいています。笑顔で身体を動かし、芸術にふれている姿を見ると私たちも嬉しくなります。

今後の抱負を聞かせてください。

開業から半年以上経っていますが、まだまだ知名度は低いと感じています。コロナ禍であることの影響もありますが、今後は状況の変化とともにもっともっと情報発信していきたいですね。
ニュースなどでご存じの方もいらっしゃると思いますが、今年7月からBリーグの「東京エクセレンス」がホームタウンをこれまでの東京板橋区から横浜市へ移転し、横浜武道館をホームアリーナとすることになっています。ぜひ応援をお願いいたします。このほか国内からの観光客はじめインバウンド向けに、武道体験してもらう「武道ツーリズム」なども考えています。空手の板割りなど、プログラムも少しずつ固まってきています。今後さらに、スポーツ、武道、芸術等を通して中区の皆様をはじめ多くの市民の皆さまに愛され、楽しんでいただける施設となるように、職員・スタッフ一同、おもてなしの気持ちを第一に施設運営を進めていきます。どうぞよろしくお願いいたします。

横浜武道館にて 2月8日取材 
福井・廣岡

2021.04

人と人をつなぎ、街と街をつなぐことで 新しい横浜の街づくりの推進力になる。
大山 圭子

NPO法人HamaBridge濱橋会 理事長
大島 重信 氏

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