信用保証協会とはどのような機関か簡単に教えてください。
中小企業・小規模事業者の方々が、金融機関から事業に必要な資金を借りる際に、その保証人となって資金が借りやすくなるようサポートする公的機関で
す。横浜市内の約2万6千企業の皆様にご利用いただいています。
横浜市信用保証協会の創立からの変遷を教えてください。
当協会は、第二次世界大戦で荒廃した国土復興の槌音が高まる中、横浜市が中心となって、金融機関、商工会議所、商工組合中央会、業界団体等の協力を得て、全国で4番目、戦後最初の信用保証協会として昭和22年に発足しました。
発足以来74年にわたり、信用保証を通じて現在までに8兆円を超える資金繰りを支援してまいりました。
信用保証協会に対して「お堅い」イメージを持っている方も多いと思います。
少しでも皆様に親しみやすさを持っていただくために、今年から当協会のイメージキャラクターに「ハマ福」が就任しました。
ハート形の輪郭と大きな目をした愛くるしい表情と横浜らしいマリンルックがポイントです。また、ボランティアなど地域社会への貢献に繋がる活動、大学での出張講義などを通じて、地域社会との共生に努めています。
加えて、様々な市民の方が訪れる市立図書館との連携で、事業承継や創業に関する期間展示を行っています。
より多くの方に関心を持っていただけるよう、信用保証制度をご紹介するパネルの掲示、事業承継や創業に関するパンフレットやチラシを用意することで、
お気軽にご相談いただけるよう努めています。
信用保証業務以外にも行っている業務があれば教えてください。
平成30年度より信用保証業務に加え、経営支援業務が信用保証協会の業務に加わりました。
より身近な中小企業・小規模事業者のパートナーとして、事業承継支援、生産性の向上へ向けた経営支援、創業者への支援などを通じて経営改善・事業発展を促進するとともに、地域経済の活性化に寄与していくために、金融機関と連携して市内中小企業者の皆様に経営支援を行っています。
経営支援業務はどの様なことをされているのか、もう少し詳しく教えてください。
各種経営課題の解決に向けて、当協会の職員が中小企業診断士や公認会計士などの専門家とともに市内中小企業者の皆様のもとに訪問し、具体的な計画の策
定などをご支援させて頂いております。
現在は新型コロナウイルス感染症の影響により先行きに不安を感じておられる方々を中心に、経営支援をご利用いただいております。
地域の中で、どんな存在でありたいですか?
私たちは、信用保証と経営支援を通じて市内中小企業者の明日を応援し、横浜経済の活力ある発展に貢献したいと考えています。
新型コロナウイルス感染症の影響も色濃いこのような環境下、当協会は地域に根ざした信用保証協会として、市内中小企業者の皆様にとって良きパートナーとなることを目指しています。