会社の事業を簡単に教えてください。
梱包資材・船舶用荷役資材の販売、海上コンテナの修理などを行っています。
創業当時の明治から戦後まで、梱包資材を販売しておりました。出身が三重県の農家だったことから、稲穂を使った藁(わら)工品を製造し、
横浜で販売を始めました。
なぜ横浜に来たかと言うと、当時、群馬の富岡製糸場から生糸が横浜港に運ばれ、世界中に輸出されていました。その輸出梱包資材として藁工品が使われていたわけです。
戦後、藁工品に付く虫の問題や化成品の登場で、梱包資材は徐々に違う素材に変わっていきました。
その頃、貨物船の資材も手がけるようになり、コンテナ船が登場してからは、コンテナの修理業務も手がけるようになりました。
これまでに苦労などもあったかと思います。苦い経験(良い経験も)などを教えてください。
サラリーマン生活を終え、家業に戻った時、売上金額より借入金額が多いのを見た時には、何かの間違いかと思いました(苦笑)
それから約20年、社員を一人も辞めさせずに借入も半減でき、何とか持ち堪えています。
社名ですが、創業当時は、「縄(なわ)・莚(むしろ)・叺(かます)問屋 北川金蔵商店」、その後「北川商店」、
昭和48年に現在の社名に変更しました。「貿易をしてる会社ですか?」と良く聞かれますが、扱っている商材が特殊な物が多く、一言で説明出来ないので、いつも困っています。
創業130年ですね。(周年などの時には何をされましたか?)
明治23年( 1 8 9 0 年)創業で、131年目になります。
1 2 0 周年の際には、会社のO B・OGを招き、社内だけで「社員に感謝する会」としてお祝いしました。
昨年の130周年は、コロナ禍で何もしませんでしたので、9年後の140周年には、また何かやりたいと思っています。
法人会との絡みや歴史的なものがあれば、教えてください。
当社の以前の税理士が中税務署出身だったことから、勧められて入会させていただいたようです。