2023.10

2023.10

各単位会をつなげ、組織として連動し県連の活動の周知徹底を図っていきます。

一般社団法人 神奈川県法人会連合会 会長
高橋 伸昌 氏

高橋 伸昌

Profile

出身地/神奈川県横浜市。学歴/昭和57年3月慶応義塾大学経済学部 卒業。職歴/昭和57年4月:野村證券株式会社 入社。平成6年6月:株式会社江戸清 入社。平成12年8月:代表取締役社長就任。令和元年8月:代表取締役会長就任 現在に至る。主な公職/平成27年6月:公益社団法人横浜中法人会 会長 。令和5年6月:一般社団法人神奈川県法人会連合会 会長 。令和5年6月:公益財団法人全国法人会総連合 副会長。平成30年6月:横浜中華街発展会協同組合 理事長。令和4年4月:関内・関外地区活性化協議会 会長 。令和5年4月加賀町消防団 団長。その他/趣味:釣り、ゴルフ。

このたび神奈川県法人会連合会(以下、県連)の会長に就任されました。おめでとうございます。就任の所感からお願いします。

ありがとうございます。これまで中法人会の会長と県連の副会長を務めさせていただいてきましたが、県連の前会長の任期満了にともない、周囲の方々からの推挙もいただき会長就任となりました。県下には18の単位会がありますが、私より人生経験の豊富な会長さんも多くいらっしゃいますので、皆さんのご意見をよく伺っていきたいと考えています。また県連となると会員数が多くなりますから、その数の力を、各単位会の活動へ還元していくということも大切だと思っています。中法人会のことはわかりますが、これからほかの17単位会のことも理解していかなければなりません。神奈川県も広く、各単位会の会員、歴史的な背景などもそれぞれですからそこはきちんと勉強をして、行事などにも参加し各会長と連携を深めたいと思っています。

県連の会長に就かれると、全国法人会総連合(全法連)でも要職に就かれるのが通例となっています。

神奈川県は3つの政令指定都市を抱えていることもあり、しかるべき立ち位置にあるので、歴代の会長は全法連の副会長を歴任してきました。私も青年部会連絡協議会の副会長を拝命しました。全法連のなかでは年齢的に若いので、青年部を統括する部署に任されたのだと思いますが、県連、全法連の会議や行事などに出席する機会も増えるので、また忙しくなりそうです。

県連会長として具体的にどのようなことに取り組んでいきたいと思っていますか。

まず、石崎前会長は任期のほとんどがコロナ禍であったため、やりたいけれどできなかったことが多くあります。それを近くで見てきた身として、その思いを受け継いでいかなければと思っています。一つにはコロナ前の活動に戻りつつあるなかで、コロナ禍で各単位会が苦労しながら取り組んだノウハウがあります。たとえばオンラインの活用といったものをこれからの運営にプラスしていくようにしたいと思います。また法人会は会員であれば理解していますが、そうでない企業は法人会のことをよく知りません。だから県連という立場から法人会を周知させていく広報活動にも取り組んでいきたいです。そのために各単位会を回って、単位会同士をつなげていくような動きをしたい。単位会一つひとつは点ですが、それを線として県連が一つの鎖(チェーン)になるようにつながりをもって活動していけるようにしたいです。

広報活動もヨコの連携もどちらも大切なテーマですね。

メディアで紹介してもらうためには社会的に意義のある活動をしていく必要があります。社会にとって必要な活動を展開していくことで今まではローカルで止まっていたものが全国紙や全国ネットで取り上げられるでしょう。またどこまでできるか検討しなければいけませんがSNS発信も含めて広報の手法も考えていきたいと思っています。ヨコのつながりを深めていくにはやはりコロナ禍で失われてしまったフェイス・トゥ・フェイスの機会を取り戻すことが大切でしょう。これはつまり会員拡大の話になりますが、組織委員会だけではなく、県連委員会と広報委員会も一緒に三位一体で取り組んでいければと考えています。会員拡大は長いあいだ課題となってきましたが、右肩下がりの会員数に歯止めをかけていきたいです。そのためには会事業展開を充実させていく必要があり、各単位会の交流機会をはじめとした新たな「場」をつくって、その足がかりとしていきたいです。

さて、高橋会長は法人会のみならず多方面で要職に就かれています。まず横浜中華発展会協同組合の理事長としての、近年の取り組みと展望などを紹介ください。

中華街は日本のなかでコロナの影響を最も受けた商店街ですが、このコロナ禍をどのように乗り切っていくかが理事長として一番大きな使命でした。過去の関東大震災や横浜大空襲とは異なり、街がそこにあるのに人が来ない、という状況にはただ唖然としましたね。幸いと言っては何ですが、私たちはコロナ禍前に中華街のブランドビジョンを策定していました。そのため、コロナ禍においてもの、これからの街の在り方や街づくりといったものを打ち出していきました。これを非常に大変な時期にやり通してきたことでどうにか乗り切ることができました。賑わいでみると昼はコロナ禍前以上になり、夜もほとんど戻っています。私たちの組合には約400の会員がいますが、そのうち70件が退会して新たに70件入会してきました。淘汰のなかで新たなプレイヤーが参加し、この入れ替えに耐えきった中華街という街もまたすごい底力があると感じました。これからは若い世代に街の活性化を委ねていきたいと考えています。

関内・関外地区活性化協議会の会長も務められています。

これは横浜市の発展を牽引していく役割をもった、このエリアの開発の在り方を協議する会です。大きく4つのプロジェクトがあり、一つは関内・関外からみなとみらいへ続く水際線において回遊してもらいより多く観光を楽しんでもらう回遊観光プロジェクト、一つは山下埠頭の開発にともないその周辺の活性化を生み出す山下埠頭賑わいプロジェクト、また古くから発達してきた水利を活用して観光支援につなげていく水利活用プロジェクト、そして多くの公共空間を活用して街と街をつなげていくプロジェクトです。エリアの活性化という意味では、開港200周年(Y200)へ向けて毎年開催されている「ハマフェス」の実行委員長も務めさせていただいています。

さらには伊勢佐木、加賀町、山手の3つの消防団を統合する実行委員長も務めているそうですね。

通常、各区には消防署管轄の消防団が一つあるわけですが、中区には伊勢佐木、加賀町、山手と3つの消防団があります。今後、大規模災害がいつ起きるか分からないなかで、3つの消防団が別々に動くのではなく、一つの組織として統括されたもとで災害に向き合っていく必要があるという気運が高まり、各団長、団員も気持ちを一つにしたなかで、来年4月に新たに統合した中消防団として発足します。加賀町消防団の団長として統合実行委員長を仰せつかりましたが、実は来年は中区の消防団にとって130周年の記念すべき年なんですね。そういう節目に大規模災害に備える体制がつくれるというのはこのうえない喜びであり、身の引き締まる思いです。

さまざまな要職を務め地域の活性化、発展に尽力されている姿勢には頭が下がります。では最後に中法人会の会員へメッセージをお願いします。

先ほども述べましたが、コロナが落ち着いて、通常の生活が戻ってきたなかで、今一度フェィス・トゥ・フェイスで語り合い、絆を作り直して、皆で仲間を増やしていきましょう!

税経研修センターにて(7月5日取材)


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