2021.03

2021.03

日本青年会議所は、自立した地域、多様性をもった地域の創造を支援する団体でありたい。

日本青年会議所 会頭
野並 晃 氏

野並 晃

Profile

昭和56年生まれ。慶應大学大学院経営管理研究科修了。平成19年4月、父親の野並直文氏が経営する崎陽軒に入社。28年5月に専務に就任し、現在に至る。横浜駅東口振興協議会の理事を務め、令和3年1月、公益社団法人日本青年会議所(日本JC)2021年度(第70代)会頭に就任。

野並さんは今年度の日本青年会議所(JC)の会頭を務められていますが、青年会議所とはなにか、というところから紹介いただけますか。

はい、そもそも青年会議所は、1949年に明るい豊かな社会の実現を理想に掲げて、責任感と情熱をもった有志によって東京青年商工会議所(商工会議所法制定にともない青年会議所と改名)が設立され、そこから青年会議所運動が始まりました。ここでいう「運動」とは、地域や社会とともに問題解決のためのアクションを推し進めることを意味しています。その後、共に向上し合い、社会に貢献しようという理念に共鳴した若い人たちによって、全国各地に次々とJCが生まれていきました。1951年には全国的運営をしていくうえでの調整機関として日本青年会議所(日本JC)が設けられて今年70周年を迎えるわけです。現在、日本全国に青年会議所はあり、「修練」「奉仕」「友情」の三つの信条のもと、より良い社会づくりをめざして、ボランティアや行政改革等の社会的課題に取り組んでいます。

JCの会員の特性はどんな点にあるのでしょうか。

JCへは、品格ある青年であれば本人の意志によって入会することができます。ただし20歳から40歳まで、という年齢制限を設けています。これはJCが青年の真摯な情熱を結集して社会貢献することを目的に組織された、青年のための団体であるからです。ですから会員は40歳になると現役を退きます。この年齢制限は青年会議所の最も大きな特性で、常に組織を若々しく保つことが、さまざまなチャレンジや行動を起こす源泉になっていると思います。

JCはまた世界的なネットワークを構築していますね。

もともとJC運動は、1915年に自由な社会と経済発展のため、リーダーになり得る人材育成を目的にアメリカの小さな青年活動から始まったものです。1944年に、「変革を創り出す指導者としての力量、社会的責任、友情を培う機会を若い人に提供し地球社会の進歩発展に寄与すること」を使命に、アメリカ、コスタリカ、エルサルバドル、グァテマラ、ホンジュラス、メキシコ、ニカラグア、パナマの8カ国によって国際青年会議所(JCI)が発足しました。その後、年々加盟国が増え日本JCも1951年に加盟を果たしています。ちなみにJCIは会員数17万人以上の世界最大の青年団体であり、約250万人以上のOBもいます。

その日本JCの70代会頭に就任されましたね。

2019年に横浜JCの理事長を務めさせていただき、2020年度は日本JCの副会頭を務めさせていただきました。各JCの役職の任期は1年に限られており、日本JCでも立候補者は、毎年7月の初めに推薦者を集めて必要書類とともに提出するというルールが定められています。日本JC会頭が重責であることは十分理解しておりますが、肩に力を入れ過ぎず与えられた場所で自分なりに頑張るだけだと思っています。横浜JCからは1987年の浅利治さん、1993年の岡田伸浩さんに続く3人目の日本JC会頭ということになります。お二人とも大先輩であり大きな足跡を残された方です。私も横浜JC出身の誇りをもって任に当たりたいと思います。

野並さんがJCへ入会されたのは何年ですか。

横浜JCへ入会したのは2013年です。実は私の祖父、父ともに横浜JCで理事長を務めさせていただきまして、そういう意味でJCへの入会は自然な流れでした。横浜JCでの活動というものはある程度イメージできていましたが、日本JCというのはまったく頭のなかになかったですね。入会したばかりの頃は周りの先輩に恵まれまして、少しずつ、色々なことを経験させていただきながら勉強させてもらいました。

さて、すでに会頭としての任期はスタートしていますが、改めて今年度の基本方針を教えていただけますか。
 

今年度は「輝く個が切り拓く 真に持続可能な国日本の創造」を基本方針に、自立した地域の創造、しなやかな地域の多様性の確立を目指していきたいと思っています。JCで多くの貴重な経験をさせていただきましたが、私自身が出せるメッセージというものは、横浜の人間であり崎陽軒の人間であることが原点になります。政治を声高に語ったり、日本全国を知ったように俯瞰したものの見方や考え方で言ったりしても伝わらないと思いました。私が語れるのはあくまでもローカルで頑張っている企業の創意工夫やチャレンジ、将来への視線といったことをベースにしたものです。JCの会員の皆さんが地域の担い手ということもありますが、等身大で伝えられるメッセージをもとに1年かけて運動を展開して、地域で頑張る人たちが日本という国を盛り上げていけばいい。そういう意味で「個」が光り輝くことで、日本も明るくなっていくのではないかと思っています。

昨年度から見舞われているコロナ禍においてJC運動にも変革がありましたか。

ニューノーマルな時代で正解がどこにあるか分かりませんが、コロナ以前も一律の政策で日本全国が良くなっていくのは難しかったはずです。地域ごとに抱えている課題も違うのであれば、解決法も変わらざるを得ないと思います。だからこそ個々の力で突破していくしかない。日本JCとしては地域に対して「これをやったほうがいい」といメッセージを送るのではなく「こういうやり方があるんじゃないか」という〝パッケージ〞をできるだけ多く用意して、それぞれが合うものを活用してもらうスタイルでいきたいです。その方が地域にとって、日本JCという組織の使い勝手が良くなっていくと思っています。

JCは日本JCを中心に非常に大きな組織ですが、統括する立場である日本JCからの情報発信、意識の浸透といったものはどのように行われていますか。

はい、そもそも青年会議所は、1949年に明るい豊かな社会の実現を理想に掲げて、責任感と情熱をもった有志によって東京青年商工会議所(商工会議所法制定にともない青年会議所と改名)が設立され、そこから青年会議所運動が始まりました。ここでいう「運動」とは、地域や社会とともに問題解決のためのアクションを推し進めることを意味しています。その後、共に向上し合い、社会に貢献しようという理念に共鳴した若い人たちによって、全国各地に次々とJCが生まれていきました。1951年には全国的運営をしていくうえでの調整機関として日本青年会議所(日本JC)が設けられて今年70周年を迎えるわけです。現在、日本全国に青年会議所はあり、「修練」「奉仕」「友情」の三つの信条のもと、より良い社会づくりをめざして、ボランティアや行政改革等の社会的課題に取り組んでいます。 JCへは、品格ある青年であれば本人の意志によっ
JCは都道府県単位に47ブロック存在していて、それを束ねるかたちで10の地区分けがなされています。日本JC本会で運動の在り方を考え、それを各地区、ブロックが全国を網羅するように情報発信をして運動の実践につなげていくようになっています。また私もそうでしたが、各JCから日本JCへ出向している会員が、得た経験をもって各地のJCを活性化させ、メンバーを変えていく役割を果たしています。

より魅力ある地域を創っていく運動であると言えますね。

コロナ禍を経て、再建を図っていくために、JCの創始の精神を今一度噛みしめたいと思っています。国をつくっていくのは地域であり、そこに住み暮らす人々を抜きにして成り立つものではありません。地域に密着して、地域を豊かにし、自立を促していく各JCの運動はとても重要だと考えています。多様性をもった在り方を実現していくために、さまざまな分野の団体、人材とパートナーシップを組んで、新しい価値を共に創り、共感の輪を広げていく運動を展開していきたいと思います。

崎陽軒本社にて(令和2年12月24日取材)
インタビュアー広報委員 福井

2021.02

「変化」を「チャンス」ととらえて、新たに「明日をつかむための進化」を目指します。
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人と人をつなぎ、街と街をつなぐことで 新しい横浜の街づくりの推進力になる。
野並 晃

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