2022.03

2022.03

唯一無二の横浜の魅力を創造、発信し、観光・MICEで街の活性化に貢献。

公益財団法人横浜観光コンベンション・ビューロー専務理事
小池  恭一 氏

小池  恭一

Profile

1957年横浜市西区生まれ。1980年慶應義塾大学法学部政治学科卒業後、横浜市役所入庁。市民局広報相談サービス部長、こども青少年局副局長などを経て、2015年 青葉区長。2018年から現職。趣味/山歩き、食べ歩き、温泉、気功。座右の銘/「起こることすべて必然・最善」。

横浜観光コンベンション・ビューロー(YCVB)の事業概要をご紹介ください。

YCVBは1998年に、横浜国際観光協会と横浜コンベンション・ビューローが統合して設立されました。横浜のさまざまな魅力を活用し、約600社の会員企業と連携して国内外からの誘客、MICEの誘致・支援を行い、地元経済を活性化し、ひいては豊かな市民生活に貢献していくことを目的としています。

私個人としては横浜市の職員として1989年の横浜博覧会、2009年の開国博Y150にも携わり、節目節目で大きな観光事業に関わらせていただきました。そして現在も観光MICE振興を担当させていただいていることに感謝しています。

この2年弱の間、コロナ禍における活動はいかがでしたか。

緊急事態宣言を受けて諸活動は制約を受けましたが、事業者の皆さんを支援する助成事業を中心に取り組みました。

また、財団会員の集いや各種交流会などは形態を工夫しながら可能な限り継続し、宣言解除後は、ホテルや日帰り旅行のパッケージツアーの割引事業を実施し、誘客の回復に努めました。

実践的な誘客に動けない中で注力したのはアフターコロナに活きる、いわば「仕込み」ですね。
そのひとつに「高付加価値の商品の開発」があります。
例えば、三溪園とゆかりのある下村観山が園内の「臥龍梅」をモチーフに描いた「弱法師」という作品にちなんだ能、
懐石、お茶を堪能していただくモニター企画。有識者の方々に体験していただいたところ極めて高い評価をいただきました。

今後も、高品質なさまざまな魅力、ストーリーを持つ三溪園の価値を内外にアピールすることは、園にとっても、横浜観光にとっても重要だと思っています。

コロナ禍において首都圏の方、近場の方々に来ていただくことの重要性を再認識しましたし、回復後もインバウンドを含めた内外のお客様を魅了するキラーコンテンツとして活用できると思います。

なるほど横浜にはキラーコンテンツが多いと思いますが、それを活かした仕込みはほかにもあるのですか。

横浜には、文化、芸術、エンターテインメント、食、ビジネス、スポーツなど多くの魅力があると思いますが、三溪園に並
ぶキラーコンテンツとなるとまずは中華街ですね。
すでに横浜中華街発展会と協働して食べ歩きや占いなどをセットにしてデジタルチケットで販売し、中華街の魅力を堪能していただく事業を計画しています。

また、中華街の春節のイベントを核として街全体に回遊性を拡大していく取組も始めています。
回遊性という意味では、周辺の街との連携も重要です。その一つが昨年10月にYCVBと渋谷区観光協会、渋谷MICE協会との間で結ばれた、観光振興に関する連携協定です。

双方のエリアで実施される音楽、エンターテインメントをはじめとするさまざまな取組で連携し、相互送客、相互プロモーションなどに効果を発揮していくものと考えています。

新しい施策が考えられている一方、課題として考えられているのはどのようなことでしょうか。

以前から言われていることですが、横浜は全体的に「夜が早い」こともあり、宿泊客の獲得につながりにくいという点です。
東京が近くてアクセスが良いのも痛し痒しで、夜の11時過ぎまでイベントを行なってもお客さまは自宅に帰ることができる。だから夜を楽しめるコンテンツをもっと増やし魅力的にしていくこと、さらに早朝のコンテンツもあるといいですね。

先ほどの中華街には朝粥がありますが、横浜ならではの魅力を再発掘し、また新たに創り出し、内外に発信していくことを考えています。宿泊客の獲得においては、首都圏など近場のお客様にも宿泊、リピートしていただける、工夫も必要だと思っています。


回遊性を高め、宿泊を増加させ、1人当たりの観光消費額をアップし、そのお金が横浜に落ち、域内でお金がまわる経済循環を実現していくことが目標です。

昨年12月にYCVBが神奈川大学をはじめとした産官学民連携によるプラットフォーム事業が発表されましたが、その一環ということでとらえてよいのでしょうか。

そうですね。神奈川大学は総合大学として学際的な研究に取り組まれ「知」の蓄積があります。

当財団が現状において弱いのは、デジタルの分野、ビジネスマネジメントの分野なのですが、工学部や経営学部などの先生、学生、またIT企業やさまざまな関係機関の皆さんとYCVBが連携することにより、それぞれの得意分野を活かして課題を解決していく。
まずは、「With/Afterコロナにおける横浜の観光振興戦略」を検討していきます。
YCVBはデータに基づいて課題を分析し、戦略をつくっていくべきと考えていましたので、それをサポートしていただく連携であり、非常に心強く感じています。

横浜には、研究者、クリエーター、アーティストなどの素晴らしい人材、さまざまな事業者の皆さんがいらっしゃるので、従来以上にその連携を強めていきたいと考えています。

市場の変化、市場の創造とともに内部的にも変わっていく必要があるのですね。YCVBの人材面ではいかがですか。

その点でひとつ言えるのは、ここ数年で財団の職員がだいぶ若返りました。
20代、30代の若手が非常に多くなっています。やはり新しい発想、行動力がないとこの大変革時代の競争を先取り、勝っていくことはできませんし、YCVBが新しい取組を進めていくうえで頼もしい人材が揃っています。

私は現体制に大い期待していますし、若手が自由に意見を言い、アイデアを出して実行していける環境を整えることも大切な使命としてとらえています。

アフターコロナにおける市場の変化を、どのようにイメージしていますか。

デジタル化の加速度的進展を含め、世界はいわばパラダイムシフトといっていい劇的大転換を迎えていると思います。
例えば、MICEにおいても、オンラインで繋げれば現地に行く必要がないと感じる方も出てきています。
今後は、来場する方とオンラインで参加する方とのハイブリッドが常態になると思います。だからこそ、リアルに訪れる価値のある街としての魅力がますます問われることになります。

横浜ではみなとみらい21事業などにより横浜駅から関内が結ばれてこれから成熟の段階を迎えていきます。
今後は臨海部エリア全体で考えると、関内と山下公園周辺の山下町を結ぶことが横浜にとっての大きなテーマになってきます。

横浜の出発点であるこのエリアをより活性化させて、横浜駅から山下町までの素晴らしいウォーターフロントをもっと活用し、横浜の魅力をあらためて考え、創造し、発信していくことが大切です。

(公財)横浜観光コンベンション・ビューローにて12月15日取材
インタビュアー福井

2022.02

寄席に憧れて入った世界、だから寄席をベースに活動していきたい。
小池  恭一

落語家
春風亭 一之輔 氏

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