2024.08

2024.08

「横浜BUNTAIができて街が変わった」、 そう言われるような取り組みを展開していきます。

横浜BUNTAI 館長



浅原 誠治 氏

浅原  誠治

Profile

出身:鎌倉市。横浜市在勤。日本大学卒業後、イベント制作会社に就職。2000年 株式会社電通入社。ビジネスプロデュース、スポーツ、テレビタイムなど多様な広告領域での実践を経て、現在はアリーナ室編成事業部に所属。2024年 横浜BUNTAI館長、株式会社YOKOHAMA文体社長に就任。駅に近く周辺環境に恵まれ、5000人のキャパシティはアリーナとしての差別化ポイントだと思っています。

今年4月1日に横浜文化体育館跡地に多目的アリーナ「横浜BUNTAI」がオープンしました。まず旧施設である横浜文化体育館についてご紹介ください。



横浜文化体育館は横浜市民にとってとても馴染みのある施設だったと思います。私は鎌倉の出身ですがいわゆる「文体」として親しまれてきたことは知っています。
1962年に横浜開港100年祭の記念行事として開館し、1964年の東京オリンピックではバスケットボールやバレーボールの競技会場になりました。このほか卓球や体操の国際大会も開かれボクシングやプロレスの格闘技の聖地としてもファンに愛されてきました。国内外のアーチストがコンサートを開く国内屈指のライブ会場としても知られていましたね。スポーツや文化行事などさまざまな舞台として58年間利用され、2020年惜しまれながら閉館しました。

どのような経緯で横浜BUNTAIの指定管理業者になったのでしょうか。

もともと横浜文化体育館の再整備事業の入札が2017年にあり、複数の建設会社や運営会社などが連合して参加し落札した経緯があります。事業としてはBTO(Build Transfer and Operate)方式をとっていて、これは民間事業者が施設を建設して、完成後に横浜市に所有権を移し、民間事業者が運営を行うものです。この方式の良さは、設計、建築の段階から運営サイドの意見を反映できることです。使い勝手の良い施設として仕上げるため運営側のオペレーションの知見を事前に盛り込むことで、完成後はとてもスムーズに催事を行うことができるのです。

浅原館長は運営を担う代表企業から初代館長に就任されたわけですね。


自分が館長になる可能性があるという話が出たのは内部的には2023年の秋くらいのことでした。学生の頃から横浜にはよく遊びに来ていたし、鎌倉からみると横浜は都会ですからね、具体的になったときは栄誉なことだと受け止めました。
これまでのキャリアで多くのイベント運営に関わってきましたし、直前までスポーツセクションにいましたので、そういった経験も含めて貢献できるのではないかと思いました。生まれ変わった横浜BUNTAIは2024年1月末に竣工して2月から施設の所有権が横浜市に移り、同時に運営企業の連合体として(株)YOKOHAMA文体が実際の管理運営を行っていくことになりました。そのタイミングでこちらに就任しました。

まだ着任から数カ月ですがどのような所感をおもちですか。

多目的アリーナということを考えると、こけら落としが非常に印象に残っています。こけら落とし公演としてまず横浜出身のアーチスト・ゆずさんのライブが4月6日、7日と行われました。翌週にはプロバスケットボールチームの横浜ビー・コルセアーズさんの主催で3試合行われました。不安もありましたが、いずれも満員のお客さまで、ライブとスポーツは盛り上がり方に違いはありますが、多くのお客さまが横浜BUNTAIでのコンテンツをお楽しみいただき、その熱狂、一体感というものを目の当たりにして非常に感動しました。
またいよいよ始まったという思いも強くし感慨深いものがありました。この施設をこれからこの街で価値あるものとして育てていこうと思った瞬間でした。

今回の新アリーナ、横浜BUNTAIは3年かけて新しくなったわけですが、施設の特徴などご紹介ください。

最近、日本中にアリーナが建設されていますが、時代の流れでこれからも増えていくものと思われます。横浜BUNTAIの計画にあたっては、一つにはBリーグの成長にともなって、Bリーグが求める基準に応えていく必要があり、バスケットボールの試合を行うに相応しい在り方を設計に反映していました。大きな特徴としてはステージの位置ですね、客席がU字型になっていてどこの席からも非常に近くで楽しむことができます。すでにいらしたお客さまのSNSの反応をみても「近い」というのがキーワードになっています。
またステージの背中側には400インチ×3面の長さ約26mのワイドビジョンが備えられ、会場のボルテージを上げていく演出ができます。また床を私たちは土間と呼んでいるんですが、コンクリートなんです。バスケットボールの試合をするときはポータブルの木の床を貼っていますが、それ以外はコンクリートなのでコンサートはじめさまざまな催事に対応できます。土間なので、車もそのままトラックの搬入車も乗り入れられるのでフレキシブル性が高い。アリーナそのものの大きな特徴としてはこの3点でしょうか。一つ付け加えると、2階にはお洒落なラウンジカフェがあるのですが、これは「ぴあアリーナMM」さんのチームに相談してそのノウハウを使わせていただいています。同じアリーナ同士で競合していると思われるかもしれませんが、キャパシティも違いますし一緒に横浜を盛り上げていきましょう、と話し合っているんですよ。

横浜BUNTAIは駅が近くて5000人のキャパシティというのは大きな魅力だと思いますが、その点はどのようにとらえていますか。

そうですね、この事業に参画する当初よりその点は大きなメリットとして感じていました。周辺施設をみてもこれだけアクセスが良くて5000人のキャパシティというのは優位点です。
たとえばコンサートで5000人動員するのは簡単ではありませんが、トップクラスのアーチストなら実現できる、ちょうど良いサイズだと思います。キャパシティが万人を超えるとなるとちょっと違ってくるので5000人というのは差別化になっていると思っています。
またコンサートだけではなくバスケットボールはじめスポーツもできるアリーナというとほかにはない魅力として差別化になっているのかなと思います。 

オープンしたばかりですが今後の展望、ビジョンを聞かせてください。

横浜には新しいコンテンツを生み出す才能と文化的に豊かな土壌があると思います。「スマート・ベニュー」という考え方がありますが、これはアリーナを中心に、周辺のさまざまな施設や機能を組み合わせた新しい街をつくっていくものです。
海外では具体的な例が出ていますが、横浜BUNTAIの周辺にも大きな可能性を感じています。私たちには管理施設である横浜武道館もありますし、関内駅へ向かえば野球場があり、足を延ばせば中華街や山下公園もあります。横浜文化体育館の再整備事業は関内、関外の活性化を目的にしていることもありますが、スマート・ベニュー的なエリア全体を巻き込んだ活性化の震源地になりたいですね。実際こけらおとしの公演後には多くの人が関内北口のほうへ流れていったという事実もあり、街の賑わいを生みながら5年、10年先に横浜BUNTAIができて街が変わったと言われるようになりたいですし、そういう仕掛けを考え、どんどん発信していきたいと思っています。

横浜BUNTAIにて(5月22日取材)





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